ファショコン通信

ファショコン通信はブランドやデザイナーの観点からファッションとモードを分析するファッション情報サイトです

THEATRE PRODUCTS 2007-2008 A/W 展示会レポート

日時: 3月20日(火)~ 3月23日(金)
会場: THEATRE PRODUCTS SHOWROOM
今季のシアタープロダクツのテーマは「ノスタルジア(NOSTALGIA)」。記憶の中のいくつもの情景を、再び着色しなおしたときに見える風景をイメージしたのだそうだ。例えば、1枚目写真のような、ぼかした花柄のポリエステルサテンのロングジャケットや鉤編みのレースをかけあわせたレーヨンのハイゲージロングニットドレス、2枚目写真のような、ねむの木のある風景をプリントしたポリエステル95%・ウール5%のスムースワンピースや全面フロック加工のメッシュを用いたカットソー等、テーマを反映させたような、どこか懐かしげなアイテムが多い印象であった。また、3枚目写真のような、楕円と放射のパターンで、ノスタルジアの象徴的な表現に挑戦した、という、非常のユニークなシルエットのプルオーバージャケットも印象的であった。お菓子を入れる箱をイメージしたバッグも面白いと感じた(画像をみる)。
また、同時に開催されたメンズウェアラインである、今季のキングリーシアタープロダクツのテーマは「グリーン・フィンガーズ(GREEN FINGERS)」。「グリーン・フィンガーズ(GREEN FINGERS)」とは、「園芸の才能のある人」を意味し、何種類もの素材で展開したネル・チェックや、グランジアイテムをミックスして、テーマのイメージを表現したのだそうだ。例えば、1枚目写真のような、胸部分に木のコード刺繍を施したチェックプリントのネルシャツ、2枚目写真のような、非常に軽いメランジフリースを用いたジャケットやガーデニングプリントのコットンミニ裏毛のパンツがテーマを反映していると感じた。生花インクジェットプリントのコットン天竺のカットソーは、肌触りの良さも印象に残った(画像をみる)。













※画像をクリックすると拡大します